年代別 : 2017年4月
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学会報告 2017年4月17日
第76回日本医学放射線学会総会 2017年4月13日~16日
日本医学放射線学会JRSが4月13-16日に横浜で開催されました。例年、JRSの時期は、 桜は既に散っていることが多いのですが、 今年は桜がほぼ満開で咲いており、 気持ちの良い日和の中での学会となりました。 当研究室からは、中村優子先生が優秀論文賞を受賞しました。
受賞論文はJJRに2015年に掲載された ”Clinical utility of gadoxetate disodium-enhanced hepatic MRI for stereotactic body radiotherapy of hepatocellular carcinoma. Jpn J Radioi. 2015; 33: 627-35”で、 肝癌の定位放射線治療後の肝機能評価におけるEOB- MRIの有用性を評価したものです。中村先生には、 引き続き研究に頑張っていただきたいと思います。 また、当研究室からは、粟井教授が「ヨード造影剤の安全利用」、
「CTにおける逐次近似画像再構成の臨床応用」 の教育講演を行ったほか、 一般演題では若手を中心に6名が発表を行いました。 -
学会報告 2017年4月14日
近年intraductal papillary neoplasm of bile ductをはじめとし、嚢胞性肝腫瘍の概念に変遷があり、
私たちも肝嚢胞性疾患について再度勉強しなおす必要がありました。 そこで2017年2月10日広島画像診断講演会にて、金沢大学 放射線科 小坂一斗先生をお招きし、 肝嚢胞性疾患の画像診断についてご講演いただきました。 ご講演内容は非常に多岐にわたっており、 いわゆる肝嚢胞から嚢胞性肝腫瘍まで多数の症例を詳しくご解説い ただき、 その造詣の深さにみなが圧倒されたのではないかと思います。 このご講演内容をもとに、 明日からより詳細な嚢胞性肝疾患の読影をこころがけていこうと思 います。