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Doctor’s Doctorの役割を担う専門家集団

診療講師・医局長  帖佐 啓吾

2003年卒
日本医学放射線学会放射線診断専門医・日本IVR学会専門医

やりがいと将来性を両立した分野に惹かれ、外科志望からIVRへ。

大学を卒業する直前まで外科志望でしたが、あるきっかけでIVRという分野を知りました。外科と違い、体に大きくメスを入れることなく、さらに手術と同等、時にはそれ以上の効果を発揮するIVRは、患者さんへの負担が少ない治療を行うことができ、やりがいと将来性のある分野だと実感しています。
放射線診断科は、内科から外科、産婦人科、救急など幅広い領域をカバーし、最新の機器を駆使して最先端の医療に携わることができます。また専門性が高く、各科医師の画像評価の手助けをするいわゆる「Doctor’s Doctor」の役割を担っています。
IVRは、緊急症例も含め、ピンポイントかつ低侵襲な治療を行う一種の職人としての役割も大きいです。画像診断、IVRの、いずれにおいても仕事のオンとオフがはっきりしたメリハリのある業務です。

学術的貢献と人材育成を担う大学病院でありながら、アットホームな職場環境です。

大学病院は他の関連病院と比べて医局員の人数が多く、最先端でより専門性の高い業務に携わることができます。また研究・教育にも力を入れており、国際学会での発表や英語論文作成、学生教育や専門医の育成など、学術的な分野における貢献度も高いです。
特に、私たちの医局は女性にやさしい職場環境であり、産休や育休の取得はもちろん個々のライフスタイルに応じた勤務体制が可能で、アットホームな雰囲気の職場となっています。
放射線診断科は一定以上の規模の病院にしかなく、いわゆるへき地で業務を行うことはありません。

AIを使いこなし、世界的ニーズも高い放射線診断科。

放射線診断科は、加速度的に向上する医療技術とともに日々進化していく部門であり、世界的にもニーズの高い分野です。特にIVRは歴史が浅く、未知の領域も多いため、今後飛躍的に進歩する可能性を秘めている分野のひとつと言えます。
またAIの進歩に伴い、放射線診断医は不要となるのではと思うかもしれませんが、むしろその逆であり、AIを巧みに使いこなし、より効率的で効果的な医療を提供する立場にあります。このような状況を踏まえて、放射線診断医は将来性があり、非常に需要の高い専門分野と言えます。
医局長として放射線診断科の良さをアピールしつつチームとしての協調性とより良い雰囲気作りを目指して頑張りたいと思います。