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  • 2017年11月9日

    広島画像診断講演会 2017年11月7日


    2017年11月7日 広島画像診断講演会が開催されました。

    最初に話題提供として、当科の本田有紀子診療講師が、新しい疾患概念である腎管状嚢胞癌について説明し、他の腎腫瘍との画像上の鑑別を解説しました。

    特別講演は、大分大学 放射線医学講座 森宣教授をお招きし、膵癌の早期検出、新たなIVRでの治療法についてご講演いただきました。近年癌の分子生物学的背景をも考慮した画像診断が注目されるようになっていますが、今回のご講演では、膵癌の分子生物学的背景としての遺伝子異常、また今後膵癌の早期発見に大きく貢献する可能性があるCirculating tumor cellについてお話いただきました。そして膵癌はなかなか治療が奏功せず、予後が非常に悪いと言われていますが、あらたな治療法としてのIVRや放射線治療の可能性についてもお話いただき、診断から治療まで、短時間ながら非常に濃い内容のご講演を拝聴することができました。今回のご講演からいただいた大きなモチベーションをもとに、明日からの診療、研究に邁進してゆきたいと思います。    (中村優子 記)

     

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